新年明けましておめでとうございます。当社の営業は明日からですが、例年正月休み最終日はひとりになり静かに思考する日にしており、朝から事務所にいます。恵比寿に事務所移転して初めての正月を迎えましたが、今日の恵比寿の街はすごく静かです。恵比寿神社にもご挨拶に行ってきましたが新年とは思えないくらいの静けさでした。事務所は築50年以上の古いマンションではありますが南向きに窓があり、朝から夕方まで穏やかな陽の光が入ってきて、一日中パワーを頂きました。
昨年は「在」
昨年は、BBT大学のオープンプログラム「リーダーシップ・アクションプログラム(LAP)」を受講する過程で、正面から自分に向き合った一年でした。自分の在り方を1年かけて考えることになりました。これについては今月末の卒業後きちんと振り返ろうと思いますが、人間は弱い生き物であり、裸の自分に向き合うのは抵抗もある。また人は年を取ればとるほどコンサバティブになり、変化を嫌う生きものだということを考えると、このタイミングで、自分自身に向き合う機会を半ば強制的に持ったのは大きかったと思います。
そのうえでアウトプットとしては未だ試行錯誤の真っ只中ではありますが、自分の中では一年前より自分の在り方を確立できたと思っています。少なくともリーダーシップとはこういうものであると確信を持って認識できるようになりました。
今年は「挑」
去年はお腹いっぱいになるくらいインプットしたので、今年は自分自身としてもアウトプットします。そして今年のテーマは公私ともに「挑」です。新しいことに挑戦します。「やったことないことをやってみる」これです。昨日偶然見たんですがauのCM。
正しいより、楽しい。
正しいより、面白い。
本当にその通り。
明日から仕事始めの方が多いようですが、明日から再び始まる日々の生活の中で忘れないでいたいことですね。とてもいい動画だと思います。
そもそもLAPを受講しようと決めた理由は、会社の売上を1割2割そこらじゃなくて飛躍的に高めるため。社員の給与水準もまだまだ全然上げていかないと。そのためにはまず中小企業のトップである自分が変わるのが必至であろうと感じたため、でした。なのでプログラムを修了して満足して終わりではそれは自慰行為でしかなく、成果に繋げられなければ投資した意味がない。そういう意味では修了して終わりではなく、そこからが本番と考えており、相応の時間をLAPに一年割いてきた手前、リターンを生むことが自分自身に課されていることだという認識です。
展開している「勉強カフェ」については事業を更に成長させる方向性が見えてきました。1つは実現のためには知恵が必要、全員の脳みそ総動員でここをなんとかして越えることで、周りからの見られ方が一段階変わる。だからこそ実現したい。もう1つは必要とされる以上絶対にいけると確信しています。大事なことはいずれも当社が一番先にやらないといけないということ。ここは絶対に先を越されたくない。これだけしか開示しないと怪しさ満点な気がしますが、光栄なことに最近結構パクられることも多いのでまだ内緒。
あとは、「複業」。今年か数年後かは分かりませんが働き方の多様化の流れは加速するなかで、働き方の一つとして脚光を浴びるときが来ると思っているので、会社員の方が多く集まるプラットフォームとしては追いかけていきたいテーマです。
プライベートにおいては、楽器もやりたいし、滝行したりと(これは巻き添え)、今年初めてやりたいことはたくさんあるのですが、昨年は頭脳寄りだったから次は身体だ!と思っていた矢先、妻の実家の体重計に乗った所・・
【悲報】人生史上初の70kg台突入
— 山村 宙史 (@hirozziy) 2016年12月31日
12月は年末で飲みの機会が多かったから・・(言い訳)
ずっとunder70でコントロールできていたのですが、数字は非情なものです・・。人間、加齢には抗えないわけです。37にもなれば腹も出てくれば髪も抜けてくるわで、そのへんは自然の摂理だからしょうがないと思っているのですが、帰省する度に両親が小さくなっていく姿を見るに、色々人生を考えるところがあります。
痛感するのは、事業に邁進するにも身体が第一、特に35過ぎると毎日安定して健康でいるように自分で調整しないと、パフォーマンスは出せなくなる。ウチの社員は20代が多いですが、みんないいですか、不摂生でも若さで乗り越えられるのは今だけだから笑 ここらで何人か運動好きを入れないといけないかも。
というわけで去年はLAPに挑戦、今年は身体を鍛える番です。昨年は2月の東京マラソンが最高の体験でしたが、結局3つの大会にしか出場できなかったので、今年はLAP卒業したら、またたくさん走ります。初エントリーとしては、地元の函館の大会を走ってみたいのと、トレイルにも初挑戦します!
やりたいことをやりきる
起業したのが2008年。もう9年になりました。9年前と言えば私は28歳だったわけですが、こないだある社員と雑談していたところ、彼女は2008年は女子高生だったそうです。自分が起業した時に女子高生だった子と今一緒に働いている。笑い話でしたが、軽く衝撃でした。結構な間この仕事をやってるんだなぁと。
やっぱり早いですね。こんな感じで気づいたらあっという間に40になり、50歳になる気がする。そして会社も同様に10年もしたらご祝儀相場も終わり、そうは大きくは変わらなくなる(と周りから見られる)気がします。
自分は本当に幸運で、たまたま他の誰よりも早く、やりたいと思ったことをリスクをフルレバで負って、「えいや!」と始めてみたら、アップダウンは色々あったものの、こうして入社してくれた社員、加盟してくれたパートナーの皆さん、そしてご利用くださったお客さまに共感いただくことで、ここまでなんとかやれてきた。
でも、気づいたらあっという間にもう9年目。人間なら自分の人生の着地点をイメージしやすいですが、法人の場合、着地点が見えにくい。しかも不透明なこの時代。会社を方向づけて、どこまで行ければ皆の納得解となるのか?創業時はなかったプレッシャーを年々感じます。関わる人は年を追う毎に増え、期待に応えるためにも成果を出さなければならない。自分が感じるそのプレッシャーについては、正面から受け止めようと思っています。受け止めたうえで、自分の選択した今この人生を楽しむ。
前回のエントリーでも書いたんですけど、私も皆さんもどのみちいずれ死んでしまうので、今年も“Live what you love” の精神で、今年も自分がやりたいことをやって、楽しみながら一年を過ごそうと思っています。経営トップが率先してやりたいことやらない企業はイケてないし、イケてない企業が魅力的な商品サービスを社会に提供できるはずがない。
法人なので正しいことをしないといけない側面はあるのですが、
それでも、
正しいより、楽しい。
正しいより、面白い。
やりたいことやって、結果として成果もついてくる。そんな一年を今年は目指します。
関係者の皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。