経営

業務委託契約から見えたこれからの働き方

増資して変わったこと

昨年末に初の第三者割当増資をして目に見えた一番の変化は社員が増えたこと。
そもそも今回の増資の主目的が人の採用であり、実際僕がこの3ヶ月一番注力した部分なので、そういう意味では満足いく結果が出せたと思っている。

エージェントサービスとも契約して色々な方を面接させてもらった。最後の最後まで採用するかしないか悩んだ人もいた。

そんな中、勉強カフェの元会員で、人材紹介会社に勤めるKくんに、どう採用活動すべきか相談した時に教えてもらったのが、
結局のところ一番の採用は「リファーラル」「そして自分がいかに口説くか」だと。

これで目の前の霧が晴れた。

結果的にこの期間に採用したのは、僕が直接スカウトした当時弊社に来てた広告営業マン、アルバイトスタッフからの新卒(というか大学中退して)入社、Webサイトから直接応募してきた元自衛隊員。

短期間に3名の新しい社員が加わり、育休中だった社員も復帰、加えて業務委託の形でそれぞれの専門分野でジョインしてくれているメンバーも含めると、1年前と比べると結構な人数になってきた。

会社にとって人の採用こそ最大の投資。
人がいないと何もできないのは間違いなく、これからもミッションに共感してくれる人をどんどん迎え入れていきたい。
ので、当社に興味を持ってくれた方、ぜひこちらをご覧ください!

吉祥寺スタジオで初めてラーニングバー開催。人生はドラクエ!

業務委託という働き方

さて、業務委託で春からジョインしてくれていたメンバーが、先月末で一旦離れた。その間6ヶ月。最初から6ヶ月契約で更新していく予定だった。退職や離脱という言葉からはネガティブな印象を持つ人がなぜかいるわけなのだが、実際そういう契約でやってみて、ネガティブな気持ちは少なくとも僕にはない。半年間の彼女の貢献に感謝しているし、彼女はこの半年の経験を蓄積して、仕事も環境も次のステップへと歩を進める。慣れない仕事の仕方で苦労もしたと聞くが、それこそが経験になったと思うし、次に活きるはず。そしてまたどこかのタイミングで一緒に仕事することもあるかもしれない。

今回はプロジェクトというわけではなかったが、プロジェクト単位でそれを経験したい、携わりたい人が業務委託として集まり、終われば解散、また別のプロジェクトが起こればまた別のメンバーが集まる。ブックマークスとしての正社員を採用して・・ではなく、プロジェクト単位でガッと募って一気に進める。そんな仕事の進め方もある気がしている。

試しに、当社の社員が全員業務委託になったらどうなるか考えてみた。業務内容は完全に同じまま雇用形態のみ、業務委託にする。結論から書くと、現時点では成り立たないだろう。仕組みとしてはできる可能性はないわけではないが、個の集合体となり会社としてのノウハウの蓄積が課題になりそう。そもそも突き詰めればその時は会社はプラットフォームになり、会社そのものにノウハウは要らないのかもしれないけれど。あと性格的に向き不向きはあるだろう。向かないから自分はならない、とは言えなくなる世の中になるかもしれないけれど。

ある意味、雇用関係というものは、双方が安定(雇用者は事業の安定、被雇用者は生活の安定)を買っているのだと思う。その仕組みのおかげで世の中も安定している。インフラ系などは安定していないとそもそも社会が成り立たない。だから全部の業界で一律にとは思わない。でも、いつかその風潮も変わる時が来るのではないか。なぜなら雇用されているのは、リスクと隣り合わせだからだ。20代の若者はあまり心配ないかもしれない。ただ年齢が上がれば上がるほど次の選択肢は狭まる可能性がある。(もちろん人による。ここでは最悪のケース)

解雇されることはないから大丈夫?確かに今はそうで滅多なことがないと解雇はされない。ただ法律が変わらない保証はない。僕個人の考えとしては雇用流動性があったほうが、社会全体視点での人材の配置転換が進んで経済にとってプラスになるように感じる。

前述の業務委託と正社員契約、個人の成長という観点で違う点は何だろうか考えてみた。どっちがいい悪いじゃなく、客観的な話。
それはおそらく、成長のスピードが違う。それは仕事(生活)が続く保証がないということでもあるわけだけれど、自分の報酬は自分で稼ぐことになる。出社の義務もないし、休みも自由に決められる。その代わり仕事をしなければ契約を切られるだけだ。だから相手方に積極的に貢献するインセンティブが働くし、継続して技を磨き続けないと食っていけなくなるかもしれない。会社の看板を背負わずに仕事を得るのは想像以上にとても厳しいことだ。

そして、(もちろん契約期間に依存するけれど)すぐにキャリアチェンジを図ることができる。これも成長スピードを加速させる。自分にとって良いものは継続すればいいし、違ったと思ったらすぐに離れることもできる。正社員で6ヶ月ごとに転職繰り返していたら、そのうち採用してもらえなくなるだろう。身軽さは業務委託という働き方を選ぶ人の特権だろう。

どっちがいい、悪いという単純化した話にはしたくないが、「自力で道を選んで生きていく力」を得るには自分で稼ぐという経験が必須だと思う。なので正社員だったとしても複業でもなんでも、少しでも自分の力で稼ぐことを始めることをお薦めします。もし自分の会社が複業禁止というなら、そんな会社転職すればいい。

専門を掛け合わせる

そういう意味で、やはり「経験値を積む」ことが重要な時代になってきているのではないかと思う。この「経験値を積む」というのは、今僕がこれから必要になる「勉強」であると位置づけていることて、勉強カフェでの「ラーニングバー」などの機会で発信していたりする。

実際見ていて、まだ現状では、一般の人はなかなかできない専門性を持っている人ほどフリーで仕事をしたり、複業しやすいのは確かだと思う。でも気をつけなければいけないのは、その”専門性”がいつまでも社会から求められる保証はないということ。単独の専門性ではなく、経験やスキルを掛け合わせることでオリジナルのものになっていく。スティーブ・ジョブスがあのスタンフォード大学の伝説のスピーチ内で言っていますよね。Connecting the dotsだと。一見関係ない2つ以上の物事が繋がる時が来る。そのためには色々挑戦してやってみるマインドが重要になってくると思う。
今の若者は100歳まで生きるらしいし、僕だって仮に80まで生きるとしてまだあと40年ある。社員だけじゃない。自分が死ぬまでその会社のオーナーシップを持ち続けるのが正なのか?きっとそんな常識は消えて無くなる。会社経営者だって同じ、安住せず様々な経験値を積み続けなければ詰むと思う。

どうしてずっと放置されていたブログに半年ぶりにエントリーを書く気になったかというと、他にやらなければいけない仕事からの逃避と(笑)、今回の業務委託を通じて、正社員とは異なる働き方の新しい形を実際に現実視できたことへの感謝と、これからの活躍のエールをしたいと心から思ったからだ。

ブックマークスとしての初のメディア「bookshelf」を立ち上げをディレクションしてくれたのが彼女です。このメディアでのインタビューや編集を全部担当してくれました。

温度のある良い文章書くし、編集が得意ということで、メディアや出版業界の方ぜひ見てやってください。とても誠実に仕事するいい子です。
https://twitter.com/kikuchi410

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