フルマラソンの後って免疫力が低下するらしいですね。
マラソン後ずっと調子が悪い日が続いていたなか、
3年ぶりとなる直営店舗の不動産契約を交わしました。
今年の1月の雪の降る日に、指先の感覚が無くなりそうな中、
空間プロデュース事業部の社員K氏と一緒に物件探索してたら、
ふと偶然見上げてみつけた「テナント募集」の張り紙。
これまで媒介をお願いしていた不動産屋さんに連絡しようとしたけれど、
なんとなく上手く行かない予感がして、
全く別の会社を通して内覧をする。
提出書類の追加提出に、質問攻め。
さらに思いもよらない制約条件の逆提示。
何度かめげそうになり、ここはご縁がないのだと諦めようかとも思った。
でもそれでも、
どうしてもこの場所でやりたいと思い、悩んだけれどなんとかギリギリ飲める条件は飲んだ。
そのうえで媒介の不動産屋の担当の方には何度も交渉、調整をしてもらった。
とても仕事のできる人で、当社の事業を詳しく知るために打合せにも来てくれて、
そのうえで交渉してくれた。
タフな交渉が続き、何度ももう駄目だと思ったが、
最終的には審査もクリアし、晴れて契約できた案件。
契約を交わす席で不動産の担当の方から言われた言葉。
「あの時、ここまでは妥協するからどうにかしてここに入れないかと仰ってきた社長の気持ちというか執念が
オーナー様の心を動かしたと思います。」
「オーナー様も「若い人がここまで事業を頑張っていて、そこまでしてでも入りたいということなら応援したい」と言っていた」
と聞きました。
自分の気持ちを全面に出していって、本当に良かった。
そしてさらに、こんな話も。
そのビルの地下にはその昔、サイゼリヤが入っていた。
そのサイゼリヤは当時一、二を争うほどのかなりの繁盛店で、
サイゼリヤの中で初めてドリンクバーが導入されたお店だったんだとか。
入居申込時には代表者の経歴書を提出しているので、
私が新卒でサイゼリヤに就職したのはビルオーナー様もご存知のこと。
自分がどうしても入りたいと思ったビルに、
昔自分が勤めていた会社のお店が入っていたなんて。
その会社も昔ここの同じ物件を経て、今はとても大きくなった。
ビルが、オーナー様が、サイゼリヤが僕を後押ししてくれている、そんな気がしました。
経営していると正直大変なことだらけだけど、
頑張ろうという気になれました。
3年ぶりの直営店
そんなわけで、
開店前からそんなエピソードができた、新しい勉強カフェが
6月上旬にオープンします。
場所は、新宿。
一見、どこにも勉強カフェとは書いていない、隠れ家風な勉強カフェになります。
3年ぶりの直営店。
久しぶりに自分たち自身の責任で、何の制約もなく自由に表現できる。
皆さんの期待を良い意味で裏切るお店を作っていきます。
◎勉強カフェ 新宿スタジオ
http://benkyo-cafe.net/studio/shinjuku/