マネジメントレター

勉強法のOSを入れ替える

「勉強」ってどんなイメージ?

勉強って聞いて、どんなことが頭に浮かびますか?

多くは、
一人机に向かって自習するイメージや、
先生が前で話しているのを聞いているイメージだと思います。

このように、一般的な「勉強」のイメージは、
我々の子供時代に形成されたものです。

これは我々が小中高と10年以上に渡り受けてきた、
日本の教育システムがそういうものだからであって、
国が違えばおそらく勉強に対する印象は異なります。

このように、
一般的な勉強の特徴が

・インプット中心
・受身的
・時間重視(投下可能時間多)

これらであるのに対し、

大人がした方がいい勉強の特徴は、対照的なものだと捉えています。

具体的には、
1.アウトプット中心
2.主体的
3.生産性重視(投下可能時間少)
です。

この、

1.アウトプット中心
2.主体的
3.生産性重視

これこそが大人がすべき、成果につながる勉強です。

1.アウトプット中心

大人のする勉強は「成果」を意識せよ

大人が勉強するときは、
「成果」に繋がらないと正直意味がないと思います。

ここでいう「成果」とは、試験に合格することや狙っていた得点を取ることではなくて、
社会人のする勉強である以上、「仕事の成果に繋げる」ということです。

大人になってからも、
本を読み勉強する人、
セミナーに参加して学ぶ人、
結構います。

勉強しなくても生きていけるこの国で(今のところは)、
勉強することは良いことです。素晴らしい。

ただ、

「いいこと書いてあったなぁ」
「いいこと聞いたなぁ」

で終わる人が多いのです。

とあるセミナー講師から聞いたことがあるのですが、
セミナーで言ったことを実際に行動に移す人は、
たったの1割とのことでした。

これが現実。

読んだこと、聞いたこと。
これは「インプット」です。

インプットも大事です。
インプットはスタート地点だからです。

大事なのは、次の一歩。

読んだことや聞いたことを、
やってみる。
試してみる。
アレンジして使ってみる。

これが「アウトプット」です。

やってみて失敗するかもしれない。
いや、むしろ最初の試行からうまくいくことのほうが少ない。

このアウトプットのフェーズに移行しないと、
成果に繋がりません。

資格試験も同じです。
参考書を読むことやノートにまとめるのは「インプット」
過去問などを解くのが「アウトプット」です。

勉強法のOSをリブートする

厄介なのは、
日本の教育を受けた場合、
子供から大人になる過程で親や学校や塾の先生などの誰からも
「勉強の仕方」を教えて貰う機会がないことです。

なので、大人になってから
資格やTOEICの勉強をしようとしたときに、
「何の疑いもなく」自分が学生のときにしていた勉強法で勉強してしまいます。

つまり、多くは子供の頃に受けた学校での学びを踏襲しており、
大人になっても勉強法の変化に至っていないのです。

なので、意識してOSを入れ替える必要があります。

2.主体的

大人になると、誰も勉強しろと言ってくれない

学生の頃までは、親が勉強しなさいと言ってくれます。
学校に行けば先生や講師が教えてくれます。
宿題も出してくれます。
なので仮に受身でいても、受験に向けて進んでいけました。
そういう環境にあるということです。

それに対し、社会人になると、勉強するもしないも自由です。
誰も何も言ってくれませんし、宿題も出されません。

ですので、
自分から動く必要が出てきます。
待っていても誰も教えてくれないし、誰も助言してくれません。

受身のままではいけない。

学ぶ対象にも同様のことがいえます。
人間の意識の範囲には限りがあるので、
自分の関心のあることしか見えないものです。

一方で自分の可能性を広げるキッカケというものは、案外自分の関心の外にあったりします。
よってここでも、主体的に自分から動く必要が出てきます。

3.生産性重視

学生の頃の勉強と、社会人の勉強で違うのは、
勉強に投入できる可処分時間の差です。

時間に比較的余裕のあった学生の頃に比べ、
仕事がある社会人はとかく時間に追われがちです。
仕事をこなしながらさらに勉強するわけですから、当たり前ですよね。
私が創業した勉強カフェにも、多くの方が仕事帰りに来られて勉強されています。
1日8時間働いて、それでもなお頑張ろうとする。本当に素晴らしいと思います。

時間は有限ですので、限りある時間内に勉強する必要があります。

そんな中、例えば、

 参考書を1から10まで全部読み込む。
 本を巻頭から末尾までしっかりと読む。
 セミナー動画を最初から最後まで見る。

これらは当たり前にやりがちなことですが、本当に必要でしょうか。

大人が勉強する目的は、「成果を出す」こと。

大人が勉強するにあたって大事なことは、優先順位を決めることです。
これが勉強の効率を生みます。

優先順位を決め、重要な事から順に割り振ります。

社会人は時間が限られているので、
より効果的なものから順番にやって、無駄なものは思い切って省く。
これが生産性の向上を生みます。

これは勉強だけではなく、仕事にも同じことが言えますね。

成果につながる勉強法

大人がした方がいい、「成果」に繋がる勉強の特徴は、

1.アウトプット中心
2.主体的
3.生産性重視

これらを意識していくことで、あなたが望む成果に繋がります。

勉強カフェでも、これからより「成果」にフォーカスしていきます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

  1. マネジメントレター

    死に向き合うことで今を生きる

    先日、入社1周年を迎えた、弊社杉平のアニバーサリー・セレブレー…

  2. マネジメントレター

    AI

    最近一番可能性を感じているのがAI(人工知能:artificial…

  3. マネジメントレター

    アフリカの諺

    アフリカの諺だとか、アル・ゴア元米国副大統領が引用した言葉だとか、…

  4. マネジメントレター

    明日から10年目に寄せて

    当社は今日で第9期を終えることになります。顧客の皆様、共に…

  5. マネジメントレター

    GRIT

    毎月末にTo Doに追われて更新すると、その月の進捗報告になっ…

  6. マネジメントレター

    学びたいことを貪欲に学ぶべし

    LAP修了しました1年通っていたBBT大学のオープンプログ…

最近の記事

  1. 経営

    期待に応えるより、予想を裏切る
  2. 勉強カフェ

    カフェでエントリーシート書くくらいなら勉強カフェに来たらいいよ
  3. 勉強カフェアライアンス

    365日死ぬ気でやれば光は射す
  4. 経営

    本当の少子高齢化は10年後にやってくる
  5. 勉強カフェアライアンス

    南の島から始まる新しい挑戦
PAGE TOP