巣立ちを前に
弊社で3年弱勤務していた社員の荒井が独立して”暖簾分け”の形で大阪に進出することとなったのは前回の記事に書きましたが、
先日ちょっと早い壮行会を渋谷のホルモン焼き屋で行いました。シフトの都合上全員が参加できなかったのは残念でした。
上の写真は最後のエイエイオーです。荒井がいつもやっていた恒例のこの掛け声、果たして誰かが引き継ぐんでしょうか。
来月になったら独立する彼は忙しくなります。彼が心穏やかに飲める日は暫く先でしょう(笑)ということで壮行会が終わったあとももう少し二人でサシ飲み。
暖簾分けしてくれる人が身内から出るというのは、嬉しいものですね。入る者あれば出る者あり。諸行無常の世の中です。これまで様々な形で退職者を見送ってきましたが、こういう別れ方は悪くないものです。理念に共感して一時期を一緒に過ごし、次のステージを独力で。守破離でいう「守」から「破」「離」の段階へ進むとも言えます。
最後なので色々伝えたいことは伝えました。経営していてのぶっちゃけ話もたくさんしました。まぁでもどうせ全部は響いていないでしょうし、僕も忘れました。ひとつだけ忘れてほしくないのでここに残します。
「最初の1年は365日とにかく考え抜け。そして死ぬ気でやれ」と言いました。ちょっとでも何か言うとやれブラック企業だとか言われるこの時代、社長という立場上、雇用関係にある従業員である彼にはそんなこと死んでも言えませんでしたが、独立しようとするコンプライアンスなど関係ない起業を志す若者には自分が思っていることを思い切り言えるので気持ちがいいですね!なにせ、彼が自分でその道を選んだのですから(笑)起業する人間にワーク・ライフ・バランスなんて無用です。
あなたはサラリーマンから転身して来月から起業家になるとします。面倒くさいことを指図してくるうるさい上司はいなくなります!おめでとう!!あなたは何をするのも自由です。まずは謳歌しましょう。何時に起きて働き出したっていい。一日何もしなくても誰も怒りません。
そして、得られた自由は自己責任の裏返しということを知ることになります。自分で自分を律しないといけない。自分の勤務時間が会社によって決まっていてその通りに働く状況というのはある意味恵まれています。(誤解のないように付しておきますがどっちが良い悪いということは言うつもりはありません。個人の生き方の問題であって、どちらの道も無論尊いものです。僕はある時から一方の道を選んだというだけ。そして同じ道を歩もうとする彼へのエール、です)
計画を立てることはもちろん大事だけど、計画を念密に立ててもそのとおりには行かないもの。お客様は思い通りに来てくれないもの。色々な不測の事態が起こるはず。「まじかよ!!!」って心のなかで叫ぶことが僕も何度もありました。(そして今後もそうでしょう)でも、そういうものなのです。創業社長はリスクテイカーとしての道を自らの意志で選んだのだから、受け入れて次の手を打つしか無いのです。(でも、本当の事言うとそれがすっごく楽しいです)アクションを起こすのは自分。その時に次の手を考えて打つか、無為に時間を過ごすか。
死ぬ気で頑張って。我々ブックマークスの社員みんなが荒井くんを応援しているよ。
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