マネジメントレター

死に向き合うことで今を生きる

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先日、入社1周年を迎えた、弊社杉平のアニバーサリー・セレブレーションを
「賭博黙示録カイジのEカード」風に実施したところ、
個人的に巻き添えをくらい、
なぜか彼とともに高尾山に滝行に行くことになりました。
https://www.facebook.com/bookmarks.inc/?ref=bookmarks

滝行とは、その名の通り、
滝に入って行う修行(wikipedia)とのこと。

修行とは、
「悟りを求めて仏の教えを実践すること」とあります。

仏様に限らずあらゆる宗教は人間の死に密接し、
修行とは、死に向き合うことで生を考える事なのでしょう。

目的で言うと、死生観を掴むということでしょうか。

「人は必ず死ぬ」
「人生は一度きり」
「人生はいつ終わるかわからない」

これらの不変の真実を正面から捉えることかと思います。

人は必ず死ぬ

経営者になりたてのころ、
先輩の経営者の皆さんからちょくちょく聞いたことがあります。

「命までは取られない」
「失敗したって死ぬわけではない」

経営をしていると大変なことだらけですが、
いつもこの言葉には救われてきました。

たとえ最悪の状況に追い込まれても、
人はいつか必ず死ぬ事を考えると、
命があるだけで有り難いと肯定的に捉えられます。
そう考えられることで、精神を安定させられます。

そして、身の回りに起こった不遇を嘆いたり、
周りのせいにするのではなく、

「この出来事にも、きっと何かの意味がある」
「自分を成長させてくれるために起きたのだ」

と自分の成長の糧として解釈することができるのかなと思います。

人生は一度きり

ここから言えることは、
その一度限りの命をどう使うか(=使命)ということだと思います。

僕の使命は、
「学びを通じて幸せになる大人を増やす」

これひとつです。

これひとつだと信じこんでいるというのが、
より正確かもしれません。

とはいえ、言うは易く行うは難し。

歳を重ね、色々な経験をさせてもらい、
ようやく腹落ちしてきたところです。

「こんな場所あったらいいんじゃないか?」
から偶然起こしたこの事業。
もともとはサイゼの店長だったわけで、
起業するつもりも全くありませんでした。

本当に様々な経験をさせてもらい、
起業したことで成長させてもらいました。

10年、20年後の自分が振り返ったら、
まだまだ青いなと言われるのだと思いますが笑

LAPに通う前、悩んでいたことの一つ。
会社のミッションと自分のミッション。
経営者と言えど、公私は別なのだから当然ミッションは分けるべしという論調も多く、
この1年自分個人のミッションは何なのかと考え続けました。

でも個人として考えても、
自分がやりたいことは今取り組んでいることなのだ、と。
一緒でいいのだと思えるようになりました。

そして、これはとても有り難いことなのですが、
ここまで規模を拡大してきたことで、色々見えてきました。
うまくやれば、加速度的にさらに飛躍できる。

ここまできて、そしてチャンスがあるのなら、
会社の使命と自分の使命を重ね合わせていこう。
重ね合わせることで、世の中が少しでも良くなるのなら、
自分が生きた甲斐があるといってもいいんじゃないか。

そう考えています。

人生はいつ終わるかわからない

そして、3つめ。

「人生はいつ終わるかわからない」

これが本当に難しい。

急に余命3ヶ月ですと言われたら、生き方変わるはず。
でもあと30年くらいあるかなと勝手に考えてしまうのが人間。

自分が歳を重ねてきたからかもしれませんが、
立て続けに知り合いの方が癌のステージ4であることを知りました。
残念ながらお一人は先日亡くなられました。
見つかってからあっという間。
一年持たずに亡くなっていく。

人は儚いものです。

一方で、そういう現実を目の当たりにしてもなお、
自分の行動はというと、ポケモンGOしちゃうわけですね笑

結局のところ、
人は自分の身に降りかからない限り変われないのかもしれません。

僕の尊敬するスティーブ・ジョブズは
毎日鏡に向かって、
「今日が人生最後の日だったら、今日やろうとしていることをやりたいと思うか?」
と問いかけるという話がありました。

なかなかできることではありません。
結局はそんな彼も若くして病魔に倒れてしまいましたが。。

でも、いつ死ぬかは本当に分かりません。

このあと高齢者が運転する車が、
今原稿を書いているこのカフェに突っ込んでくるかもしれない。

すぐできることではありませんが、
そこに意識を起き、今の行動を変える。
いつもはできなくても、少しずつ。

死に向き合うことで今を生きる

「死を考えることで今の生き方を変える」

ということは、
決して後ろ向きではないと思っています。

今の自分は、周りに生かしてもらっている。
謙虚な姿勢が大切ですね。

せっかく巻き添え食らった滝行なので、
修行してこようと思います。

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